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奈臨工バーベキュー大会に参加して

奈良県立医科大学附属病院　医療技術センター
東　徹

私は、今年の春から新社会人そして臨床工学技士として働きだしました。初めは不安との戦いでしたが少しずつ職場にも馴れ、心にも余裕ができてきました。9月に奈良県臨床工学技士会でバーベキューが開催されること知り、ぜひ参加したいと思い先輩を尋ねたところ、この春に入職した新人3人にバーベキューの準備をお願いしたいと言われました。準備と言っても買い出しの手伝いや料理と、学生時代の文化祭を思い出すような事で、想像しただけでも凄く楽しそうだと感じ、喜んでお手伝いさせていただくことになりました。

当日の朝、私は野菜の切り方「輪切り・半月切り・いちょう切り」を復習し集合時間を迎えました。挨拶を終え、今日の予定を確認したところ参加人数が57人と多く、予想の上をいきました。買い出しに向かうなか、これから何を買いに行くのかを質問したところ、買い物リストを見せていただきました。そこには野菜やお酒などの物品と、購入する個数までリストにまとめられていて、とても驚きました。それと同時に自分が無計画であることに気が付きました。ただ単に楽しもうとしていた自分が恥ずかしくなり、さらには先輩の社会人としての凄さも身に染みました。

今回の会場でもある「天理観光農園」に到着しました。とても自然豊かな所で景色もよく、建物も木造で仕事の疲れを忘れさしてくれるほどの場所でした。荷物を運び終えキッチンに入りました。まずは57人分の野菜を調理し始めていくなかで、同期の１人が包丁さばきに長けていることに気が付きました。自分も少しは自信があり、沢山の野菜を切りました。次に、お米を炊くために炊飯器を探しても見当たらず、釜を使用することになりとても困りました。しかし、先輩が釜でお米を炊く時には「米の一番上に指をさし、第一関節まで水を入れる」と教えていただき、無事にご飯も炊きあがりました。準備もある程度できた頃に、続々と参加される技士の方々が集まってこられ、緊張しました。出席も確認したところで、奈良県臨床工学技士会バーベキュー開始となりました。準備の途中から他の病院の方も手伝って下さり、皆で各テーブルに食材や飲み物を運びました。会場も落ち着いたところで焼きそばを作りました。大量の焼きそばを作るとのことで、フライパンには大量の材料が入りかき混ぜるだけで大変でしたが、隣で大量の食材をシェフみたいにかき混ぜている先輩を見て、本当に何でもできる先輩だなと感動しました。その後は、先輩方がほかの病院の技士さんたちを紹介していただき、先輩技士としてのアドバイスを頂きとても勉強になりました。他にも、学生時代の友人にも会え、情報交換や久しぶりの雑談ができて本当に楽しかったです。

今回の奈良県臨床工学技士会バーベキューを通じて、反省する点がいくつかありました。先輩や同期の意外な一面を見ることができて面白かったし、何より他の病院の技士さんたちのつながりや、友人にも会えて本当に充実した一日でした。

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