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奈臨工について

奈良県臨床工学技士会の誕生

 臨床工学技士法は会員の皆様がご承知のように昭和62年(1988年)108回通常国会において制定され、この法が施行された年度の平成2年(1990年)2月には日本臨床工学技士会が発足し、臨床工学技士の職能団体として活動を開始いたしました。これと並行して各都道府県においても技士会設立準備委員会が組織され、順次設立されるに至りました。 奈良県臨床工学技士会は、日本臨床工学技士会より技士会設立のための世話人として依頼をうけた松阪淳氏(当時:天理よろづ相談所病院)と平尾健谷氏(当時:本宮医院)が中心となり、平成2年の秋より臨床工学技士の職業倫理の高揚、学術技能の研鑽及び資質の向上ならびに医療の普及発展に寄与することを目的に掲げて設立準備委員会を立上げ、約半年の期間を経て、翌年の平成3年5月26日(日)に奈良県文化会館第三会議室において設立総会が執り行われました。総会には来賓として日本臨床工学技士会より事務局長の江良和雄氏、理事の癘{保氏(中央治療室技術 研究会会長)をはじめ、関係各団体より来賓の出席を戴き、厳かな雰囲気の中、新しい団体の門出を祝福して戴きました。


発足当初

 奈良県臨床工学技士会の発足当初は会員数39名、理事7名で活動を開始致しました。 発足時の技士会役員は、会長:松阪淳(天理よろづ相談所病院)、副会長:平尾健谷 (本宮医院)、事務局長:森脇藤代美(西奈良中央病院)、理事:大島寿(白浜医院)、大音正明(柏井クリニック)、阿土隆弘(大和郡山総合病院)、山中亨(天理よろ づ相談所病院)、監事原田敦喜(天理よろづ相談所病院)、谷田精久(済生会中和病院) 各氏の計9名。都道府県技士会の発足としては北海道、鹿児島県、神奈川県、静岡県、大分県、福岡県、東京都、愛媛県、長崎県、長野県、徳島県、香川県、福島県に次ぐ 14番目の技士会設立でした(平成4年12月20日発行の日本臨床工学技士会新聞第6号より算出)。 技士会発足当時、奈良県内での免許取得者は約70名、確認できた奈良県内就労技士数は 42名であり、会員39名の主たる業務の内容は人工透析28名、呼吸療法3名、血液浄化2名、人工心肺3名、ME2名、腹部エコー1名、といった内訳でした。皆様もご存知のように業務の面から臨床工学技士を見ると、透析、手術室、ICU、高圧酸素などの各専門分野で活躍されている方々の集まりであり、各々の分野により業務は大きく異なっています。また、新しい資格ゆえに職場における臨床工学技士の立場も様々であったため、技士会活動はそれぞれの技士が置かれている現状を把握する事から始まり、適正な地位の確立を目標におくものとなりました。


学術活動のスタート

 第1回学術集会は平成4年4月12日(日)に10時〜16時30分の予定で奈良商工会議所5Fの大ホールで「臨床工学技士の役割‐各部門の現状」と題して血液浄化、呼吸、循環、代謝の各部門での業務報告、本宮医院院長 本宮善恢先生による講演、メーカー10社によるプレゼンテーションなどの多彩な内容にて開催いたしました。学術集会後には各業務に携わる技士がお互いの親睦を深める目的で懇親会も企画され、80名の参加を得て行なわれました。
 平成4年11月28〜29日に奈良県文化会館2F小ホールにおいて、奈良県立医科大学泌尿器科学教室教授の岡島英五郎先生をセミナー世話人として開催された第6回医工学治療研修セミナーの場において、「co-medical staffの現状と将来像」と題したパネルディスカッションを開く機会を得て、学術面から臨床工学技士を知っていただく大きな第一歩となりました。
 平成11年11月14日(土)には大きな社会的問題となった西暦2000年問題に関して 情報交換会を奈良県新公会堂にて開催し、厚生省医薬安全諮問委員であった目黒勉氏および奈良県福祉部健康局医務課より課長補佐の白井喜代司氏にシンポジストとして参画戴き、各施設から65名参加者を得て現状と対策などの情報交換を行いました。


近畿臨床工学技士会連絡協議会の発足

 平成5年4月25日、日臨工定期総会終了後に松阪会長が発起人となり、京都、和歌山、滋賀、兵庫、奈良の近畿各府県の技士会役員が集い協議した結果、近畿の技士会が協力し合った地区活動を目標とする会合を持つ事で合意いたしました。 2ヶ月後の6月26日に初会合がもたれて定款が承認され、近畿各府県の技士会がお互いに話し合い、臨床工学技士会の職業倫理を高揚すると共に、学術および技能の研鑽と向上、並びに近畿地区の福祉、医療の普及発展に寄与する事を目標として近畿臨床工学技士会連絡協議会を発足させることで一致いたしました。 平成8年8月には近畿臨床工学技士会連絡協議会の統一事業として行った臨床工学技士の啓蒙パンフレット「いのちを守る人と機器」が出来上がり、近畿2府4県の技士会で病院、保険所などの医療施設や技士養成学校、ならびに全国の技士会に送付し大きな反響を得る事となりました。また、本協議会主催の近畿地区臨床工学セミナーを企画し、その第1回を奈良県が担当して開催しました。現在は臨床工学フォーラムと改称して各県持ち回りで継続開催され、今年で14回目となります。


10周年そして未来へ

 平成13年7月8日、橿原ロイヤルホテルにおいて奈良県臨床工学技士会設立十周年 記念式典を執り行い、奈良県健康局局長、病院協会会長をはじめ、近隣の技士会および関係各団体のご来賓の出席を戴き執り行われ、更なる一歩を歩むこととなりました。
 平成15年9月に日臨工より業務指針改訂に向けた臨床工学技士業務に関する実態調査アンケート作成の依頼があり、京都、大阪、和歌山の各技士会の協力も得て作成に執りかかり、10月には日臨工に原案を提示、アンケート実施の運びとなりました。 奈良県臨床工学技士会が日臨工の活動の一翼を担った初めての活動となりました。

 現在、奈良県臨床工学技士会は法人各の取得に向けて継続的な活動を行っております。会員数は100名を超えるまでになりましたが、県下にはまだ未加入の技士が居られます。組織力は技士会活動を行なうための基軸であり原動力です。技士会活動は全ての技士に何らかの影響を及ぼします。「技士会に入ったらどのようなメリットがありますか?」 の問いかけではなく、今は一会員としての協力しか出来ない方はそのように、もっと自由に時間が使える方は技士会活動に積極的に参加して、自分の可能性を磨いて見ませんか?もっとやる気が出れば次回の理事選挙に立候補をしてみては如何でしょうか?間違いなく自分を取り巻く世界は広がります。頑張る価値は十二分にあります。一歩踏み出しませんか?数多くの方々の支援を得て、種々の活動を継続する事が可能となります。技士会の趣旨を御理解戴き、今後とも御支援を賜りますようお願いいたします。

平成19年7月
西奈良中央病院 臨床工学室
森脇 藤代美

一般社団法人 奈良県臨床工学技士会

〒634-8522
奈良県橿原市四条町840番地
奈良県立医科大学附属病院
医療技術センター内

TEL・FAX 0744-29-8020